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お知らせ

絶滅の危機にある沖縄産陸産貝類(カタツムリ)の生息域外保全について

沖縄こどもの国に、沖縄島・南北大東島に生息する陸産貝類(カタツムリ)3種が、2023年10月13日に新たに仲間入りしたことをお知らせいたします。

外来生物の影響により、これらカタツムリは野生下で絶滅の可能性が非常に高くなっています。そのため、環境省事業として、安全な施設で避難、保護、繁殖をさせて絶滅を回避する「生息域外保全」の取り組みを進めています。

現在はバックヤードで飼育しているため、ご覧になることはできません。今後、カタツムリの繁殖が順調に進展した際に、展示などを検討していく予定です。

アマノヤマタカマイマイ

アマノヤマタカマイマイSatsuma amanoiとは▶マイマイ目ナンバンマイマイ科。世界中で沖縄島南部のみに生息する固有の樹上性陸産貝類で、他のヤマタカマイマイ類にくらべて殻が高く、真っ白い色をしています。開発による生息地の減少と国内外来生物のヤエヤママドボタルによる捕食により個体数が激減しています。環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅰ類、沖縄県レッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類に分類されています。

ヘソアキアツマイマイ

ヘソアキアツマイマイNesiohelix omphalina omphalinaとは▶マイマイ目ナンバンマイマイ科。世界中で北大東島にのみ生息する固有亜種で、自然度の高い森林の林床に生息しています。2015年以降の調査ではわずかな個体しか確認されておらず、特定外来生物のニューギニアヤリガタリクウズムシなどの強力な捕食者の侵入によって、絶滅寸前にまで激減している。環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠA類、沖縄県レッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類として評価されています。

オオアガリマイマイ

オオアガリマイマイNesiohelix omphalina bipyramidalisとは▶マイマイ目ナンバンマイマイ科。世界中で南大東島にのみ生息する固有亜種で、自然度の高い森林の林床に生息しています。ヘソアキアツマイマイ同様、2015年以降の調査ではわずかな個体しか確認されておらず、特定外来生物のニューギニアヤリガタリクウズムシなどの強力な捕食者の侵入によって、絶滅寸前にまで激減しています。環境省レッドリストでは絶滅危惧ⅠA類、沖縄県レッドリストでは絶滅危惧Ⅰ類として評価されています。