お知らせ
2025年12月24日
【新しく仲間入り】ミニカバ「ネムネム」
沖縄こどもの国に、ニフレル(大阪府)から ミニカバ「ネムネム」 が新しく仲間入りする予定です。
ミニカバの飼育は当園では初めてとなるため、担当飼育員は、ニフレルにて飼育研修を受けるなど、受け入れに向けた準備を進めています。ミニカバは、世界三大珍獣のひとつともいわれる希少な動物です。当園で飼育しているカバと同じカバ科の仲間ですが、一般的なカバが体重2〜3トンに達するのに対し、ミニカバはその約10分の1と、とても小柄な体つきをしています。生息地や行動にも違いがあり、両種を比較しながら観察していただくことで、それぞれの特徴をより深く知っていただけます。
日本動物園水族館協会(JAZA)加盟園館での飼育は現在6園館で、当園が7園館目となります。
ネムネムの当園への移動は2026年春頃を予定しています。到着しましたら、改めて皆さまへお知らせいたします。展示開始時期については、ネムネムの体調や様子を見ながら、追ってご案内いたします。


ミニカバとは
◆学名:Choeropsis liberiensis
◆鯨偶蹄目カバ科
◆分布:西アフリカの森林や沼地
◆IUCNレッドリスト:絶滅危惧ⅠB類、ワシントン条約Ⅱ類、特定動物
ミニカバは「コビトカバ」とも呼ばれ、カバの仲間の中でも原始的な形質を多く残す種といわれています。森林や沼地付近に生息し、単独で過ごすほか、ペアやその子どもといった家族単位で暮らすこともあります。カバと同様に皮膚が弱い動物ですが、野生の生息地は湿度の高い環境であるため、カバに比べて陸上で過ごす時間が長いといわれています。一方で、水中でも非常に器用に活動します。
環境破壊や食用を目的とした乱獲などによって生息数は減少しており、現在は絶滅危惧種に位置づけられています。
