お知らせ
2025年12月01日
【新しく仲間入り】アムールヤマネコ「キズナ」
アムールヤマネコの「キズナ」が、東京都の井の頭自然文化園より、2025年12月9日に沖縄こどもの国へ仲間入りする予定です。
沖縄こどもの国では現在、ツシマヤマネコの「さご」を飼育しています。アムールヤマネコは、東南アジアから東アジアにかけて広く分布するベンガルヤマネコの亜種で、ツシマヤマネコとは同じ系統に属しながら、異なる地域の環境で暮らしてきたヤマネコです。
今回の仲間入りにより、来園者のみなさまには、ツシマヤマネコの「さご(オス)」とアムールヤマネコの「キズナ(メス)」を比較して観察していただけるようになります。体の大きさや仕草、行動の違いなど、2頭それぞれの個性を観察していただけたらと思います。
キズナの今後の展示開始については、キズナの体調を見ながら改めてお知らせいたします。
個体情報
個体名:キズナ メス 2022年5月13日生まれ(井の頭自然文化園生まれ)
アムールヤマネコとは
学名:Prionailurus bengalensis euptilurus
食肉目ネコ科
IUCNレッドリスト:低危険種(LC)※Prionailurus bengalensis
ツシマヤマネコと同じくベンガルヤマネコの一亜種で、最も北に生息します。主に夜活動をする夜行性で、単独で行動します。他のベンガルヤマネコ全般と同様、山地の森林地帯や里山に生息します。主にネズミなどの小動物を食べますが、時にはカエルやヘビなどの両生類や爬虫類、魚やカニなどの甲殻類も食べます。毛皮などを目的とした狩猟や、生息地の減少で数が減ってきており、絶滅危惧種に指定されています。



写真提供:(公財)東京動物園協会