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お知らせ

ゾウによる転倒および圧迫事故について

2025年10月22日(水)、当園インドゾウ舎において、飼育員がゾウの採血作業中に、ゾウに倒され、鼻と前脚で圧迫され、負傷する事故が発生しました。詳細は以下のとおりです。

1.職員と接触した動物
インドゾウ メス 成獣
個体名:琉花(りゅうか) 生年月日:2000年5月22日(25歳)

2.事故発生日時
2025年10月22日(水) 16時40分頃

3.発生状況
・ゾウ担当飼育員3名及び監視役の獣医師、職員、計5名体制で週1回行っている採血の業務を行っていました。
・2名が右耳から採血を行い、1名が左側に立ちエサを与え、更に2名で監視を行っていました。
・採血中、ゾウが前兆なく突然頭を振り、エサを与えていた飼育員に対して頭を振って転倒させ、
倒れた飼育員を、両前脚と鼻で数秒間圧迫しました。
・これを確認した2名の飼育員がゾウを制止し、監視役の職員が倒れた飼育員を柵外へ搬出しました。

4.負傷者について
・事故発生直後、救急要請(119番通報)を行い、病院に搬送しました。
・診察の結果、右肩甲骨および肋骨の骨折、軽度の肺損傷が認められ、入院による治療および経過観察を行っています。
・事故発生直後から意識ははっきりしており、会話もできる状態で、診療後は立ち上がって歩ける状態でした。

5.再発防止策
・現在、メスゾウの飼育管理は動物と同じ空間で直接的に飼育業務を行っていますが、今後は檻や柵越しに健康管理などを行う方法へ業務手順を変更し、飼育員の安全性を高めていきます。
・現行のマニュアルを改定し、業務手順等の明確化を図ると共に、ゾウの健康管理にも十分配慮した方法で行います。
・今後も他園との情報共有を行い、より安全な飼育環境の構築に努めます。

6.その他
本件は飼育舎内で発生したものであり、来園者に危険が及ぶことはありませんでした。