お知らせ
ホンシュウジカの逸出と再発防止について(報告)
2024年6月28日、沖縄こどもの国において飼育しているホンシュウジカ2頭が逸走する事案が発生しました。逸出の状況・経緯・原因、及び再発防止策について、ご報告いたします。
1.逸出した動物
ホンシュウジカ メス 成獣 2頭
①個体名:ダイヤ 生年月日:2015年6月22日
②個体名:ツキミ 生年月日:2015年6月21日
2.逸走発見日時
2024年6月28日(金) 11時52分
3.捕獲日時
①6月28日(金) 12時43分
②6月30日(日) 6時51分
4.経緯
【6月28日(金)】
11時52分 ホンシュウジカ2頭の逸走が判明しました。
11時53分 ホンシュウジカ舎周辺を捜索しました。
12時43分 ニホンイヌワシ舎付近にて、「ダイヤ」を捕獲し、寝室へ収容しました。
その後も「ツキミ」捜索を継続。夜間には周辺の見回りを実施。
【6月29日(土)】
5時30分 捜索再開
「ツキミ」の姿を目視で確認するも、捕獲には至りませんでした。
「ツキミ」がシカ舎に戻りやすいように、展示場の柵の一部を撤去し、引き続き、夜間の見回りを実施しました。
【6月30日(日)】
5時30分 捜索再開(シカ舎への誘導)
6時51分 撤去した柵の箇所から「ツキミ」が展示場内に入ってきたところを収容しました。
7時30分 臨時休園とし、全獣舎の安全点検及び安全対策、復旧業務を行う事を決定しました。
5.逸走当日の園の対応
・動物園に入園されていたお客様については、逸走の状況を確認後、退園いただきました。その後、臨時休園としました。
・逸走判明後、速やかに警察等に連絡し、状況を報告しました。
6.逸走の原因
ホンシュウジカの展示場は、丘陵地である斜面を造成して整備されていますが、梅雨の長雨や
台風時の風雨により土砂崩れが発生し、雑木林側の柵下の地面が徐々に浸食され、僅かな隙間
が空いていたところを潜って、展示場外に出てしまったものです。(補修済)
7.被害状況
来園者、動物、スタッフ、共に被害や怪我はありません。
8.再発防止策
・シカ舎を総点検し、逸走した箇所を修繕するとともに、専門業者による整備が必要と判断し、工事を行っています。
・シカ舎以外にも、全ての動物舎の総点検を実施し、安全を確認しています。
・日常的な安全管理上の点検に加えて、各動物舎についても、専門業者によるチェック体制を強化してまいります。
※現在、逸走のおそれのない範囲で展示場の一部を改修し、修繕工事が必要なエリアを除くエリアにて展示を行っています。