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世界初!ダイトウオオコウモリの赤ちゃんが誕生しました!

沖縄こどもの国で待望のダイトウオオコウモリの赤ちゃんが誕生しました。みなさんは『ダイトウオオコウモリ』をご存じでしょうか?沖縄本島でよく見かけるオリイオオコウモリに近い仲間で、沖縄県の大東諸島にのみ生息している種類です。親個体はどちらも野外でケガをして保護された個体で、ダイトウオオコウモリを飼育している動物園は沖縄こどもの国だけです。この機会に、ダイトウオオコウモリについて多くの方に知っていただけたら嬉しいです。現在、ダイトウオオコウモリの展示は行っておらず、バックヤードで飼育しています。今後はSNSを通じて、その成長の様子をお届けいたします。

【赤ちゃんの情報】
出生日:2024年5月28日
性別:オス

【親個体の情報】
親個体はともに野外でケガをし、保護された個体です。野生復帰は困難であったため、沖縄こどもの国で飼育しています。
〇母親
保護日:2017年12月10日
〇父親
保護日:2004年8月3日
≪飼育員からのコメント≫
ダイトウオオコウモリの飼育を始めて約20年。初めて繁殖に成功しました。母親はまだ若いと思いますが、父親はなんと20歳を超えているおじいちゃんです。
オスが高齢ということもあり、ほとんど繁殖を諦めていたので、今回の繁殖は本当に嬉しい気持ちです。健やかに育つのを願ってます。(やまうち飼育員)

【ダイトウオオコウモリとは】
クビワオオコウモリは鹿児島県の口永良部島から台湾にかけて、そして詳細はまだ不明ですが、フィリピン北部の小島嶼にもクビワオオコウモリが生息しているといわれています。ダイトウオオコウモリはそのクビワオオコウモリの一亜種で、大東諸島にのみ生息しています。国指定特別天然記念物および国内希少野生動植物種に指定されており、沖縄県のレッドリストでは絶滅危惧ⅠA類に分類されているため、絶滅が非常に心配されている野生動物の1種です。