オリイオオコウモリ
動物の解説
日本には2種のオオコウモリの仲間が生息しており、そのうちの1種が琉球弧などに生息しているクビワオオコウモリで、オリイオオコウモリはその一亜種です。沖縄ではとても身近な動物で、街中のがじゅまるやフクギなどの街路樹でエサの木の実を食べている姿をよく見かけることがあります。オオコウモリのエサの食べ方は少しかわっていて、食べたエサの汁だけを吸って残りの食べかす(ペリット)はもぐもぐ、ペッと捨ててしまいます。そのペリットやうんこに含まれた種から芽が出ることもあり、自然の中で森を作る役割を持ちます。
その他情報
沖縄県レッドリスト:準絶滅危惧種(NT)
- 和名
- オリイオオコウモリ
- 学名
- Pteropus dasymallus inopinatus
- 英名
- Orii flying fox
- 繁体名
- 折居氏狐蝠
- 分類
- 翼手目オオコウモリ科
- 生息地
- 沖縄諸島(沖縄県)