ウタイチャーン(沖縄在来鶏)
動物の解説
琉球王国の時代に持ち込まれて以降、長い歴史の中で愛玩として人々に愛されてきたことから、沖縄県の天然記念物に指定されています。鳴き声と声の美しさが特徴で、ウタイチャーン(唄う鶏)とも呼ばれます。一般的な鶏の鳴き声である「コ・ケ・コッ・コー」という4音節とは違い、「ケッ・ケー…ケッ」という3音節で鳴くのが特徴です。この鳴き声は、琉球古典音楽の唄い方にもたとえられ、「唄はチャーンに習え」といわれるほど琉球古典や民謡と深い関わりがあります。また、その鳴き声が沖縄の言葉で「タッタ・ウェー・ケ(どんどん裕福になる)とも聞こえることから“果報を招く鶏”として、屋敷内で好んで飼育されるようになったと言われます。
その他情報
・琉球弧の在来家畜
・沖縄県指定天然記念物
・沖縄県指定天然記念物
- 和名
- ウタイチャーン(沖縄在来鶏)
- 学名
- Gallus gallus domesticus
- 英名
- Utaichan chiken ・Ryukyu singing chiken
- 繁体名
- 沖繩地雞
- 分類
- キジ目キジ科
- 生息地
- 原産地:沖縄諸島