カピバラ(オニテンジクネズミ)
動物の解説
カピバラは南米の河川周辺に生息する、世界最大のネズミです。野生では、リーダーの雄一頭と複数のメスとその子供たちで群れを形成しています。オスの頭頂部にはモリージョと呼ばれる黒いコブがあり、そこから出る粘々とした分泌液を擦り付けることで、縄張りのアピールをしていると考えられています。カピバラはとても泳ぎが上手で、指の間には立派な水かきがついています。また、目・耳・鼻は一直線上に並んでおり、水面から顔だけを出して呼吸や周囲の状況を探ることができます。そして、泳ぐだけでなく潜水も得意で、沖縄こどもの国では餌をあげる際、水中にも餌をまくので、運が良ければ潜水している姿が見られるかもしれません。野生のカピバラは水辺付近の草を餌としていますが、沖縄こどもの国では、生芋・人参・キャベツ・リンゴなどを野菜や果物をメインにしつつ、飼育員が丹精込めて刈ってきた牧草や、おやつとしてサトウキビをあげることもあります。沖縄こどもの国で飼育しているカピバラは、イリサとイワナの姉妹2頭です。2頭とも少し臆病な所はありますが、餌を展示場にまくと昼寝していても飛び起きて食べるぐらい食いしん坊です。ぜひカピバラ達に会いに来てください!
その他情報
IUCNレッドリスト:低危険種(LC)
- 和名
- カピバラ(オニテンジクネズミ)
- 学名
- Hydrochoerus hydrochaeris
- 英名
- Capybara
- 繁体名
- 水豚
- 分類
- 齧歯目テンジクネズミ科
- 生息地
- 南アメリカ東部