アムールヤマネコ
動物の解説
ツシマヤマネコと同じくベンガルヤマネコの一亜種で、最も北に生息します。国内の長崎県、対馬に生息しているツシマヤマネコは別の独立種であるとされていましたが、現在はアムールヤマネコの地域個体群とされています。主に夜活動をする夜行性で、単独で行動します。他のベンガルヤマネコ全般と同様、山地の森林地帯や里山に生息します。主にネズミなどの小動物を食べますが、時にはカエルやヘビなどの両生類や爬虫類、魚やカニなどの甲殻類も食べます。毛皮などを目的とした狩猟や、生息地の減少で数が減ってきており、絶滅危惧に指定されています。当園で飼育しているミズキは、帰る時間になるとドアをじっと見つめるので、ヤマネコの特徴である虎耳状班が観察しやすいかもしれません。
その他情報
IUCNレッドリスト:低危険種(LC)※Prionailurus bengalensis
- 和名
- アムールヤマネコ
- 学名
- Prionailurus bengalensis euptailurus
- 英名
- Amur leopard cat
- 繁体名
- 東北山貓
- 分類
- 食肉目ネコ科
- 生息地
- 中国東北部