ホンドタヌキ
動物の解説
日本ではとても有名な動物ですが、実は世界中で日本にしか生息していない日本固有種で、森や里山で暮らしています。雑食性で、ドングリや木の実、昆虫やネズミなど小動物を食べます。絵本などに出てくるためなじみ深い動物ですが、警戒心が強く夜行性であるため、野生ではあまり姿をみることはありません。タヌキは家族単位で同じ場所にうんちをする習性があります。縄張り内の複数か所の「ため糞場」を作ることで家族間やその他の個体との情報交換を行っています。展示場でも同じ場所に複数個のうんちが落ちていると思うので、ぜひ観察してみてください。自分で掘った巣穴で暮らしますが、キツネやアナグマが掘った穴を利用することもあります。アナグマやキツネ、タヌキをまとめて「ムジナ」と呼ぶ所もあります。
その他情報
IUCN:Nyctereutes procyonoides 低危険種(LC)
- 和名
- ホンドタヌキ
- 学名
- Nyctereutes procyonoides viverrinus
- 英名
- Japanese Raccoon Dog
- 繁体名
- 日本狸
- 分類
- 食肉目イヌ科
- 生息地
- 日本(本州・四国・九州)