こどもの国日誌

2021/9/26
ワンダーミュージアム

第20話:森のへんしんスタジオ~9月17日はクイナの日~[ワンダーミュージアムをつたえるためのコラム]

こんにちは。沖縄こどもの国でワンダーミュージアムを担当している鈴木です。現在ワンダーミュージアムではリニューアルに向けた計画づくりが進められています。これまでの17年間の積み重ねと未来可能性を混ぜ合わせてパワーアップしていくことを目指すリニューアル。そのためには何が大事で何が必要なのかを議論し検討しています。実はその中でご指摘いただくのが「良いことをやっているかもしれないけど伝わってない」ということ。暗黙知のままではいけない。言語化していかないと伝わらない。17年間走り続けてきたなかでワンダーミュージアムが大事にしてきたこと、これからも大事にしていきたいことなどを連載でお伝えしています。



第20話:森のへんしんスタジオ~9月17日はクイナの日~

ワンダーミュージアムの人気スポットのひとつ、森のへんしんスタジオ。今回はそこで毎年9月に実施をしているクイナの日企画についてご紹介します。とはいえコロナ禍でここ2年ほど実施できずにいますが、動物園と共にあるチルドレンズミュージアム、さらに沖縄にあるチルドレンズミュージアムとして続けていきたい企画のひとつ。ここに書くことで今後の足掛かりになるといいなと思っています。

森のへんしんスタジオは物語の主人公のようなドレスや動物に変身できるで衣装でこどもたちが自由に着替えて変身を楽しむことができる常設の体験ブースです。変身体験は海外のチルドレンズミュージアムでも定番でワンダーミュージアムでも17年前の開館当初から続くコンテンツ。さまざまな試行錯誤を重ね今に至ります。(コロナ禍の現在は衛生管理上体験内容を縮小しております)


どうやら変身すると気持ちまで変わるようで、こどもたちのなりきりっぷりはほほ笑ましくもあり、さらにはその本気ぶりに感心することもあります。ここでの体験はこどもたちの想像力や認知力を高める重要な遊びとして注目されるごっこ遊びともつながります。あそびはまなび。実は奥が深い体験なんです。


変身がよほど気に入ったのか、そのまま館内で遊んでいるかわいい姿をみかけることもあって、その姿はミュージアム全体を楽しい雰囲気に変えてくれます。


そんな森のへんしんスタジオで期間限定で実施しているのが9月17日クイナの日企画。インハウス工房で製作したオリジナルのクイナ衣装でヤンバルクイナへの変身を楽しむことのできる企画展です。ヤンバルクイナの写真を見ながらスタッフが丁寧に、そしてワクワクするような衣装をつくってくれました。ヤンバルクイナに変身することで沖縄の固有種で国の天然記念物、絶滅危惧種でもあるヤンバルクイナに関心を持ち、ひいては沖縄の自然や環境問題にも関心を寄せてもらえるといいなという想いが込められています。


衣装の他にも、沖縄で暮らしていてもなかなか聴くことがないヤンバルクイナの鳴き声を聞くことのできる展示、さらにヤンバルクイナの暮らす森にいるようなスケール感のある写真も展示しています。


ワンダーミュージアムは動物園併設という世界にも類のないチルドレンズミュージアム。動物園には現在ヤンバルクイナはいませんが、リュウキュウコノハズクやヨナグニウマなど沖縄を含む琉球弧と呼ばれる地域に生息する生き物を飼育しています。今回のクイナ企画をはじめ、動物園と共にあるミュージアム沖縄にあるミュージアムとしてのポテンシャルを活かし、ワンダーミュージアムの良さをもっともっと発揮していけるといいなと思っています。


余談ですが、以前シンガポールで開催された旅行博(JAPAN TRAVEL FAIR)の沖縄ブースでこのヤンバルクイナ衣装を展示しシンガポールのこどもたちにも着て頂き楽しんでもらいました。変身体験を通して沖縄への関心と理解につながりますように。


過去のコラムは以下でご覧いただけます。
https://www.okzm.jp/diary/wonder/