こどもの国日誌

2020/11/10
植物だより

シマヤマヒハツ


シマヤマヒハツ
別名:コウトウヤマヒハツ、アワグミ、
トウダイグサ科ヤマヒハツ属 常緑低木
学名は Antidesma pentandrum
原産:与那国島以南、台湾からフィリピン

紫色の小さなブドウのような実がタワワに実っているのが、「シマヤマヒハツ」の実です。おもに石灰岩地域に自生していて、高さ3メートルほどになります。葉には光沢があり、春から秋にかけて結実します。房状につく果実は黄緑色からピンクに変わり、熟すと黒紫色になります。実の色がとにかく綺麗です。
「ヒハツ」とは、胡椒のことをいうようです。調べてみると、沖縄本島のヤマヒハツ属にはヤマヒハツとシマヤマヒハツがあり土質の違いによって棲み分けているようです。
シマヤマヒハツは主に 中南部の石灰岩地域に生育
ヤマヒハツは山原と呼ばれる非石灰岩(弱酸性)地域の山地に生育する。といいます。
さて、こんなに美味しそうな色とプリプリな印象をうける果実ですが、どうして鳥も虫もごちそうにならないのでしょうか?そこで、ほんの少し味をしてみました。たったひと粒ですが、「渋い、渋い」。皮が、歯と歯の間で「ギシギシ」いう感じで厚く「敵を寄せ付けない!」と言わんばかりのたガードの固い果実の印象をうけました。桑の実とは、真逆です。





しかし、一方では、沖縄に自生するハーブとして愛用されているそうです。
【薬効】老化防止、滋養強壮 【成分】ポリフェノール、アントシアニン
 ポリフェノールは、抗酸化作用によって身体の細胞をサビ付かせて傷つける活性酸素の働きを抑える働きがあります。
こちらの果実は、主に、果実酒として愛用されるようで、アントシアニンが含まれているので染料にも使用されるようです。
こんなに、大量に実るにもかかわらず、園のシマヤマヒハツには、鳥も虫も人も関心がないなんて・・・・不思議すぎると思い、活用してみることにしました。猿にもおすそわけしてみました。



まずは、綺麗に洗って洗って。



熟した実だけをとりました。果実の紫色の汁で、指は、あっという紫色に染まります。染料に使用される理由がわかります。



泡盛ベースとラムベースにわけて、漬け込んでみました。アルコールにつけてすぐに、色がつきはじめました。3ケ月後にテイスティングをしてみたいと思います。どんな味がするのでしょうか?たのしみです。